「シーメール」という言葉をご存じでしょうか?
英語表記で書けば「shemale」、日本では「ニューハーフ」と呼ばれる存在、と言えば、理解できるのではないでしょうか。
つまり身体は男性でありながら、心は女性である人のことですね。
最近ではテレビ番組などにもタレントとして登場するシーメールも多いので、意外となじみ深い存在、とも言えるでしょう。
ちなみに「ニューハーフ」は和製英語ですので、海外では通じる言葉ではありません。
海外では「ニューハーフ」ではなく「シーメール」と表現するようにしましょう。
はたしてどれだけの人が、そんな機会に恵まれるのかはわかりませんが……。
「シーメール」とはどんな存在?女装とは違うの?
シーメールは、本当にざっくりと言えば「身体は男性、心は女性」な人です。
そう言うと「女装趣味のある人とは違うの?」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
はっきり言って、シーメールと女装趣味の男性とは、大きな違いがあると言えます。
その違いについて、ご紹介しましょう。
シーメールは手術で身体を女性に作り替えることもある
直接的に書くと、女装っ子(趣味程度)、男の娘(日常的)、シーメール(外科手術)、女体化(謎の力)
— トマ村 (@tmhwq) November 18, 2009
シーメールは、身体は男性ですが心は女性ですので、自分の身体と心に不一致を感じています。
これを「性同一性障害」と呼び、解消するためには心の性別と身体の性別を一致させる必要があるわけですね。
そのため、シーメールは手術を受けてペニスや睾丸を切除したり、胸を大きくしたりするなど、身体を女性に作り替える場合もあります。
一方で女装者は、あくまでも趣味として女性の服を着るのが好き、という男性ですので、自分の身体を女性に作り替えることはありません。
またシーメールでも、全員が全員手術を受けるわけではなく、受けたとしてもペニスは残して胸だけ大きくしている、なんて場合も。
まさに「人それぞれ」と言えるでしょう。
女性ホルモンを摂取して女性らしさを獲得しようとするシーメールも
雌野郎とシーメールはちゃんとりっぱなもんついてないと駄々こねるよ僕は まあ女性ホルモン投与しすぎてちっちゃくなった雌チンコでもいいけどよ
— 創作のてれさ (@2___r___3) September 27, 2015
人間の身体がどういう特徴を持つかは、体内のホルモンによって違います。
男性は男性ホルモンが多いため、がっしりとした体格になり、声が低くなるなどします。
逆に女性は女性ホルモンが多いため、ふっくらとした身体つきや高い声をしているわけですね。
そのためシーメールのなかには、注射などで女性ホルモンを摂取して、身体の女性らしさを手に入れようとする人もいます。
男性でも女性ホルモンを長年摂取することで、だんだんと身体つきも声も女性らしくなっていくわけですね。
ただしこちらも、費用が掛かることと副作用が出る可能性もあるため、シーメール全員がおこなうわけではありません。
シーメールに包茎ペニスの持ち主が多いのは本当?
ではシーメールには包茎ペニスの持ち主が多い、というウワサは本当なのでしょうか?
たしかにシーメールは女性的な美しさを持つ人が多いため、なんとなくイメージ的にペニスも小さくて包茎、という気がしてきますが……はたしてどうなんでしょう。
シーメールでも包茎の割合は一般的な男性と変わらない
え?海外にも包茎は結構な割合でいて馬並みムレムレチンカスまみれ包茎おちんちんの女装子とかシーメールがたくさんいるって!?!?( •̀ω•́ )
— おもち (@omochi_amiyaki) January 12, 2016
シーメールは身体は男性、心は女性という不一致から、身体を女性に近付けてその不一致を解消しようとします。
そして心が女性であるのは生まれつきであったり成長の過程で気付くものであって、けっしてペニスの大きさや包茎が理由、というわけではありません。
つまりシーメールだからといって包茎ペニスの持ち主が多いわけではなく、一般的な男性と包茎の割合もほぼ変わらない、ということになります。
むしろ「一般的な男性よりも大きな、ズル剥けペニスの持ち主」なんてシーメールもいる可能性もあるわけですね。
女性ホルモンの影響でペニスが小さくなって包茎になる可能性はある
女性ホルモン剤エストロモン飲んでるせいか朝立ちなくなって勃起率もよわくなった😊順調、順調😊てか必要ないし、うちにはあそこなんか😅後は胸だけ……お腹でるばかりで…胸成長しない😭はぁ……めげそう……
— 夢野莉愛 (@yumeno0227) December 7, 2020
女性ホルモンを摂取し続けていると、だんだん体内から男性ホルモンが減少していきます。
男性ホルモンは、男性の性機能に大きな働きを持つホルモンですので、女性ホルモンの摂取で男性ホルモンが減少してくると、勃起不全や射精不全などの症状が起こる可能性もあります。
それだけではなくペニス自体が小さくなってしまう場合もあり、そうすると皮の長さ自体は変わらないため、結果として包茎になる可能性は考えられるでしょう。
ただし前にも書きましたが、すべてのシーメールが女性ホルモンを摂取するとは限りません。
また女性ホルモンを摂取しても、勃起不全や射精不全などになることなく、ペニスも小さくならないシーメールもいます。
そういったことも考えると、女性ホルモンの摂取で包茎のシーメールが増える可能性はありますが、それで「シーメールは包茎ペニスの持ち主が多い」と言えるほどの影響はない、と言えるでしょう。
シーメールのペニスが包茎かどうかは「人による」としか言えない
今までご紹介したような面から考えて、シーメールに包茎ペニスの持ち主が多い、とは言いきれないようです。
さらに言えば、シーメールと言っても、手術を受けている人から女性ホルモンを摂取している人、そしてその程度も人によって違ってきます。
シーメールが包茎ペニスかズル剥けペニスかは、本当に「人による」としか言えないようですね。