回答受付中
専門家からの回答
![]() TOP 回答者 | 泌尿器科看護師 佐伯優菜 包茎手術のオペナースとして10人以上のドクターの手術介助につく。包茎手術カウンセリングも行いながら、より患者に近い立場から包茎手術のリアルを発信中。オペについた患者数400人以上。 |
結局、医師のおすすめに従う人がほとんど
包茎手術は、亀頭直下埋没法と環状切開法のどちらかで行われることがほとんどです。
でどちらの方法になるかというと、行ったクリニックの先生に勧められた方法でやる人が多いですね。
自分から「絶対過剰切開法がいい!」とか決めてる患者さんって少ないんですよ。
ほとんどの人が「どっちがいいかよくわかんないけど、先生がそう言うならコッチにしよう」てな具合です。
とはいえ傾向はあります。
①真性包茎orカントン包茎は環状切開が多い
まず、真性包茎(カントン包茎)は健康保険を使うことができます。
その場合は100%環状切開法で手術します。
保険請求上の決まりです。
もう一つの理由として、真性包茎の人は亀頭直下埋没法をすることができない場合があります。
ここでも話した通り、真性包茎の人は包皮にしめつけがある関係で環状切開しかできないことがあります。
この場合は亀頭直下埋没法も取り扱っている医院へ行ったとしても、環状切開法を勧められます。
②仮性包茎は亀頭直下埋没法が多い
仮性包茎の人は健康保険を使うことができません。
したがって、上野クリニックやABCクリニックといった健康保険の取り扱いのないいわゆる包茎専門クリニックへ行くしかありません。
そうすると全額自費になるわけですが、「どうせ自費なら傷跡が目立ちにくい亀頭直下埋没法にしましょう」と勧められることがほとんどです。
患者さんサイドも「せっかく高いお金を払うのに、健康保険と同じ手術じゃイヤだな、最新の方法がいい」とのことで勧められるがままに亀頭直下埋没法になることが多いです。
③複数のクリニックへカウンセリングへ行くのが正解
このように同じほうけい手術であっても、クリニックによって勧めてくる術式が違うことを覚えておきましょう。
これはクリニック側の都合ですから、あなたはそれにすぐには乗っからずに複数のクリニックへカウンセリングに行くべきです。
それぞれで言われたことを総合して考えて、自分で亀頭直下か環状切開かを選べばいいと思います