黒のタートルネック=包茎のイメージはどこから?その理由を解説!

黒のタートルネックを着ている男性を見たとき、思わず「……包茎?」なんて思ってしまった経験はありませんか?

このイメージは年齢や性別を問わず、かなり広い範囲で認知されているようです。

でもこの「タートルネック=包茎」のイメージ、なんで世間に定着してしまったのでしょうか?

 

目次

タートルネック=包茎のイメージは「上野クリニック」のCMから!

実は私も「タートルネック=包茎」のイメージは持っていましたが、なんでそんなイメージを持っているのかがちゃんとわからなかった人間のひとり。

そこで、なぜ「タートルネック=包茎」なのか、その歴史を調べてみたところ……。

いきなり結論から述べてしまいますと、タートルネック=包茎のイメージは「上野クリニック」のCMから来ています!

上野クリニックは、男性向けの美容整形クリニック。

包茎手術をはじめとして、亀頭の増大・強化やEDの治療、性感染症の治療まで、男性が抱えがちなセックス関連の悩みを解決してくれるクリニックなんです。

 

上野クリニックはどんな男性向け美容整形クリニックなの?

上野クリニックは、男性向け美容整形クリニックとして開院して以来、30年近くの歴史を持つ歴史あるクリニックです。

日本全国、北海道から九州まで15院展開していることからも、その人気がわかりますよね。

そしてこの上野クリニック、テレビのCMや雑誌の広告などを広く展開していたことから、知名度もバツグンなんです!

 

上野クリニックのCM=タートルネック&「ひとつウエノ男」というキーワード!

上野クリニックのCMや広告を具体的に紹介しましょう。

年代によってさまざまなCMが存在しますが、基本的に「タートルネックの首元を鼻の上まで上げた男性が登場する」が共通しています。

このタートルネックはペニスの包皮、男性の頭部を亀頭に見立てられているんです。

つまりこのCMは「亀頭に皮が被った包茎ペニス」を表現しているわけですね。

そしてこのCMにキャッチフレーズとして使われているのが「ひとつウエノ男」という言葉。

これは「包茎手術を受けてズルムケペニスになれば、まさに一皮剝けた男になれる!」という言葉を表しているのです。

 

上野クリニックはテレビCMだけでなく雑誌にも大量の広告を出している!

上野クリニックのテレビCMは深夜の時間帯に放送されているので見たことがない人もいるかもしれませんが、上野クリニックは雑誌にも数多くの広告を出しています。

タートルネックの首元を鼻の上まで上げた男性が登場するのはテレビCMと同じで、雑誌広告は1994年から掲載スタート。

最初は40誌ほどの掲載だったものが、2002年の時点では男性向けのさまざまなジャンルの雑誌、600誌近くに掲載されていたと言います。

それだけ大量に雑誌広告を掲載していたとすれば、ほぼすべての男性、そして女性も上野クリニックの広告を目にしていたはず。

そういう広告を目にすることで、タートルネック=包茎のイメージが脳にインプットされてしまったわけですね。

 

人気お笑い芸人がネタにしたりCM出演したりしているのも大きく影響している!

タートルネック=包茎のイメージには、上野クリニックのテレビCMや雑誌広告によって印象付けられたもの、という点は理解していただけたと思います。

でも現在では雑誌を読む人も減ってきていて、それとともに雑誌広告を目にする機会も減っています。

テレビCMも放送は深夜の時間帯ですから、見たことがない人もいるはず。

それなのに、なんで現在でもタートルネック=包茎のイメージは強く残っているんでしょうか?

 

ザキヤマがネタとして上野クリニックのCMものまねをしていた!

人気芸人・ザキヤマことアンタッチャブルの山崎弘也が、一時期タートルネックを着て上野クリニックのCMのものまねをしていたことがあります。

特に「上野クリニック」や「包茎」といったキーワードが出てこなくても、タートルネックの首元を鼻の上まで上げるだけで笑いを取っていたのですから、やっぱりこのイメージは幅広い年代にとって印象深いもの、という証明にもなりますね。

 

チョコレートプラネットが上野クリニックの公式CMに出演!

人気お笑いコンビ・チョコレートプラネットのネタに「Dr.タートルネック」というキャラがいます。

タートルネックの首元を鼻の上まで上げていて、登場時から「上野クリニックのCMかよ!」なんて言われていましたが、2020年になって公式に上野クリニックのにCMに出演!

しかも普段は深夜帯の放送ですが、人気芸人が出演したためか昼間やゴールデンタイムにもCMが放送されたんです。

このCMを見て「上野クリニックってなに?」と調べ、新しくタートルネック=包茎のイメージを植え付けられた人も多いでしょうね!

 

上野クリニックのCMは宣伝としては一級品!

CMに大事な点として「どこが」「何をしてくれるのか」を伝えなければなりません。

その点、上野クリニックのCMは直接「包茎」を入れずに「ひとつウエノ男」というキーワードを入れることで、上野クリニックで包茎手術、というイメージを見た人に持たせることに成功しています。

そういう意味で、上野クリニックのCMは宣伝としては一級品だと言えるわけですね。

もし今後、上野クリニックのCMや広告を目にする機会があったら、ぜひじっくりと眺めてみてください!

でもこのCMのせいで、男性のなかには「包茎のイメージが強すぎて、タートルネックが着られなくなってしまった……」なんて嘆く人もいるのも事実なんですよね……。

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