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社会との接点

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つい先日今年が始まったかと思いきや、あっという間に1月も下旬ですね。若い頃、人生の先輩から「30歳過ぎると一年が過ぎるのが早くなるぞ」と脅かされて、その頃は「そんな馬鹿な。一日は24時間と決まっているのだから、時間が延びたり縮んだりする筈ないではないか」と単純に思っていたものでしたが、それは事実でした。まあ、それだけ毎日が充実しているという証でしょう。

私がプロデュースしている〈ジネンカフェ〉の一年間で一番大きな企画「ジネンカフェ拡大版」まで、あと一ヶ月と迫りました。しかし、参加申し込み状況は芳しくありません。昨年の拡大版はゲストが福祉の世界では著名人だったということもあって例外だったとしても、例年に比べて厳しい状況です。この一ヶ月間でどれだけの参加申し込み者の上積みができるか...勝負です。

現在、来ている参加申し込みメールを読んでいますと、ありがたいことにジネンカフェがいかに求められているのか、よく解ります。障がいを持っていると、どうしても社会が狭くなってしまいがちです。行動範囲が限られていますから、交際する人たちも限定されてきてしまいます。そうするとどうしても視野が狭くなってしまうのです。

精神障がいをもった30代のある男性からのメールには、少し考えさせられてしまいました。その男性は現在病院のディ・ケアに通っているのですが、社会との接点がその病院しかなく、恋人も、友人もいないから、ジネンカフェが何かのチャンスになればいいと思い、参加の申し込みをしてくれたようです。恋人や友人は作ろうと思って作れるものではありませんが、多様なる人たちと出会い、交流し、繋がることによって、その人が得るものもきっとあると思っています。

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プロフィール

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  • 大久保康雄
  • 脳性マヒでチェアウォーカーながら、ある時は小学校?高校の福祉の〈総合的な学習の時間〉や、実践教室の講師。ある時はライター、またある時は紙芝居「風穴一座」の座長。そしてまたある時はNPO法人まちの縁側育くみ隊の理事。多様な顔を持ちつつ、様々な形のまち育て活動を通してやさしさの種まき作業に関わっています。
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