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2010年8月アーカイブ

あいちトリエンナーレが開幕しました。今年から始まった三年に一度の現代アートの祭典で、今年のテーマは『都市の祝祭』。早速オープニング記念演劇、平田オリザさん+大阪大学石黒浩研究室のロボット版『森の奥』を観劇してきました。

ロボット版と冠が付けられているように、世界初の試みとして、二体のロボットが役名を与えられて人間の役者さんと共演していたのです。

物語はアフリカはコンゴのサルの生態を研究する研究所が舞台。サル、人間、ロボット、それぞれの進化のお話ししで、平田さんらしい鋭い台詞なども随所に出てきて、ドキッとさせられることも度々ありました。特に類人猿の生態に特徴的な〈子殺し〉の話は、人間界の幼児虐待とも重なりあう部分もあって、思わずう?呻ってしまいました。

しかし、一番印象に残ったのは、どうして森の奥の木の上に棲んでいた人間の先祖が、他の猿たちと違って森の奥から出て行ったのか...という問いです。それに平田さんは人間の先祖には森の外に何があるのか知りたいという好奇心と、森から出る勇気があったからだという台詞を用意されていて、猿は大人になると好奇心を失ってしまうけれど、人は大人になっても好奇心を失わない...という台詞も出てきて、なんだかとても嬉しくなってしまいた。

そうなのですね。幾つiになっても好奇心を失わないで持ち続けるということは、人間としての大切なアイデンディティーなのでしょう。

先日のお昼時、NPOの事務所への最寄り駅近くにある布生地販売店の大塚屋にいました。

別に用事があったわけではありません。事務局に出勤するには時間的に少し早すぎるので、クーラーが効いている大塚屋で涼んでいたのです。

店内には聴き覚えのあるBGMが流れていました。ザ・ビートルズの『ノルウエイの森』の管弦楽バージョンです。

ビートルズの楽曲で名曲と呼ばれる曲はいくつもあり、管弦楽にアレンジされた曲も少なくありません。しかし、私は『ノルウエイの森』の管弦楽バージョンを初めて耳にしました。

う?ん。やはりいい曲ですね...。

『ノルウエイの森』といえば、村上春樹さんの原作がこの冬に映画化され、公開されます。

あの作品を読んで村上春樹さんのファンになった私としては、いまから楽しみにしています。

 

お盆休みの初日、みなさま如何お過ごしですか? 私の勤めるMOMOでは世間より少し早く7日から夏休みに入っておりますが、それは場を閉ざしているだけで、私のすることはいつもと変わりません。コラムを書いたり、人と打ちあわせをしたり、会議やワークショップに参加したり...。

今週の火曜日、10日には名古屋の栄のラシックで、8月のジネンカフェのゲストの紗葉(ハンドルネーム)ちゃんと打ちあわせをしてきました。紗葉ちゃんは福祉系の学生さんではないのですが、高校の時に学校からMOMOにボランティアに来ていて、風穴一座の紙芝居を読んでもらったことがありました。部活が放送部だったということもあり、紙芝居の読み聞かせが楽しかったらしく、それが縁で風穴一座のメンバーになってくれたのです。

風穴一座は最近全く公演依頼がないので紗葉ちゃんの活躍する場もないわけですが、ジネンカフェの拡大版とかカレーパーティーにも都合がよければ気軽に手伝いに来てくれています。人と接することが苦にならないらしく、ボランティアも社会勉強だと思い、楽しんでいる様子。福祉系ではないものの、障がいをもった身内がいることから、福祉にも関心があるらしく、私と会うとそんな話ばかりしています。私も福祉を専門的に学んだわけではありませんが、その世界に片足を突っ込んでいますので、彼女の福祉や障がい児・者、障がい児の親をみる視点が新鮮で、いつも刺激を受けています。

そんな紗葉ちゃんですが、友達やバイト先でも〈ちょっと変わっている子〉だと言われているそうです。思っていることをポンポン口にする面白い子でもあります。

8月21日(土)のジネンカフェVOL.042で、紗葉ちゃんがどんな話をしてくれるのか、そして彼女の話を聴いた参加者たちがどんな反応をみせ、新鮮な化学反応がわき起こるのか...。楽しみです。

8/1の日曜日の、午後のティータイムの時のことです。夏だからというわけでもないのですが、休みで家にいたドラックストアーに勤めている姪と怪談話で盛り上がっていました。姪はそのドラックストアーチェーンで東海地区の化粧品販売を統括するエリアマネージャーをしています。ある日、岐阜にある店舗へ応援に行ったところ、その店舗の従業員から不思議な話を聴いたそうです。岐阜のその店舗が入店している貸しビルは5階建てなのですが、1階にそのドラックストアーが入っているだけで、2階から5階まで空き室になっているらしいのです。

姪が聴いたところによれば、そのビルには居る筈のない少年が住んでいるという話です。もう何人もの人が目撃していて、夜、営業時間が来て店を閉め、在庫を確認したり、売り上げを計算し終えて店を出る時に誰もいないのに2階の窓が開いていたり、電気が点っていて慌てて再び店に入り、窓を閉めたり、電気を」消したりするのだそうです。その翌朝、従業員が出店すると2階のトイレ(1階にはトイレがないらしい)の前に子どもの足跡が残っているそうです。また在庫など荷物が2階においてあるので取りに行くと、必ず頭が痛くなるとか...。

もう10年ほど前になるでしょうか。私が所属していますNPOが、名古屋にあります旧いお屋敷を借りて設立パーティーをしたことがありました。その宴は夜遅くまで続き、有志でそのお屋敷に泊まることになったのですが、後日若いスタッフに聞いた話では、真夜中にトイレに行こうとして誰もいる筈のない台所の前を通りがかったところ、扉が少し開いていてその隙間からこの世のものとは思われぬ光景を目撃したとか...。その若いスタッフは嘘や冗談をつけるタイプではありませんし、寝ぼけていたわけでもなさそうです。

この手の話は何でもないことや、勘違い、物忘れの類がその人の恐怖心と相まって怪談として語られることが多い。その話にまた尾びれがついて、都市伝説のように広まるのでしょう。「世の中には不思議なことは何もないのだよ」作家の京極夏彦さん描くところの『京極堂シリーズ』の主人公・中禅寺秋彦は言そう言いますが、真実はいかに?


プロフィール

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  • 大久保康雄
  • 脳性マヒでチェアウォーカーながら、ある時は小学校?高校の福祉の〈総合的な学習の時間〉や、実践教室の講師。ある時はライター、またある時は紙芝居「風穴一座」の座長。そしてまたある時はNPO法人まちの縁側育くみ隊の理事。多様な顔を持ちつつ、様々な形のまち育て活動を通してやさしさの種まき作業に関わっています。
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