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カウチポテト

夕食を食べに来た長男が8:00に一度帰って、また、やってきた。

私のリクエストで、ポテトチップスとコーラを買ってきたのだ。
我が家にはカウチを置いてないけれど、土曜日の夜は、TVを見ながらカウチポテトしたいのだ。

できれば長男と。




自閉症の弟、気の強い母親と離れて暮らさせてやりたいと思って、背中を蹴りだす想いで追い出した長男は、徒歩5分ほどの距離のワンルームマンションを借りていた。

名古屋の会社から採用通知が来たのを見せてくれたけれど、大阪の会社からも採用されあたので、「大阪にいる。」と言った長男を、意気地がないのか、思いやりがありすぎるのか、計りかねた。

弟と母親の"犠牲"になる必要はないのだ。。。と知らせてやりたいのだけれど、それは、長男にとって"突き放す、見捨てる"と同義語に聞こえるのかもしれない。。。と思った。

「とにかく、生活が成り立つのなら、それで良い」と伝えた。
大阪の会社は、正規雇用ではなさそうだし、社会保険もない。
今も長男も次男も社会保険は、私の被扶養者になっている。

そんな長男の状況を、次男の小学校時代(特別支援学校ではなくて、地元の小学校)の同級生のママが、

「当然よ。
長男くんは、もの心ついたころから次男くんがいて、ずっと、お母さんを次男くんに独占されているのだから、今出て行ったら、そのまま縁が切れてしまうと思って留まったんでしょ。」

と言った。

なるほど。。。

彼女の次女ちゃんは、九州いる。
九州の大学の学生だから。
当然、高校までは親元にいたけれど、九州の生活が快適で、卒業後もそちらに就職してしまいそう。。。とお母さんは言っている。

充分に手と時間をかけてやらないと、子は旅立てないのだろう。
わかっていたのだけれど、長男を取り込んでしまいそうな危惧もあって早く追い出してやりたかった。

長男を傍に置いておきながら、「取り込まない」「犠牲にしない」はとても強い意志が必要なことだと思う。
私にそれが出来るのか。。。

が、やらねばならない。。。

そんな日常の中のカウチポテトタイムなのだ。

もう一度、なにかをやり直さなければならない。

プロフィール

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  • haruko
  • 息子が二人いる母親です。零細企業に勤務しています。長男は、近くのマンションに独立したけれど、食事はシッカリ食べに来ます。次男は、自閉症で知的障害があります。地元の小学校、中学校の養護学級を経て、養護学校高等部を卒業しました。NPO法人の臨時職員で、作業所、デイサービスも利用しています。間違いなく障害者ですが、毎日、楽しそうにしてくれてうれしいです。
  • http://www.ktc-johnny.com/haruko/
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