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2009年3月アーカイブ

家族紹介を兼ねて、今日はちょっとオットのお話を。

私のオットはふだんはのんびりダラダラ系なのですが、危機対応能力はピカイチだと思っています。

なにか予想外のことが起きたとき、ものすごく冷静に考えて行動できるんです。

(オットからしたらそれが普通で、すぐにパニくる私の方が変、と言いますが)

以前、旅行に行くのに友人含めて電車に乗ってから、私が着替え一式などが入ったバッグを家に忘れてきたことに気づきアワアワしていると、すぐに携帯を使ってレンタカーを手配して、途中の駅からは車の旅に変更し、アウトレットに寄って必要なものを購入しながら旅行を続けました。友人もこのドライブをとても楽しんでくれて迷惑かけずにすみました。

たいしたことないけど、たいしたことある、というか。

何か起きたときに、それをきっかけに現状よりも良い方向に持っていくのが上手なんですよね。

妊娠中、息子の病気を宣告された時もそうでした。

諦めたほうが良い、と絶望的な言葉を医師から言われた時、私はただただショックで泣くしかなかったのですが、一方オットの方は、医師の言葉をふんふん言いながらメモして、冷静に質問を投げかけたりして。

冷静といえば聞こえはいいですが、記者か何かのようで君は傍観者か!という感じでした。

私にも「泣いたってはじまらないだろう」と一喝。

でも、オットはそこから自らインターネットや文献をむさぼり続け、赤ちゃんを救うために必死に情報収集をしてくれていました。

私は病気のことを知ることも怖くてただただ落ち込んでいた数日間の間に、最新の治療方法や手術成功の実績がある病院の情報など、ファイル1冊にまとめるほど調べていました。

そして今の病院にたどり着きました。

諦めた方が、と言われた命は、今私たちのそばで輝き続けています。

 

オットはあまり人の言うことをすぐには信じないし、なにくそ精神が強いです。

だから医師から厳しいことを言われれば言われるほど、絶対助けてやる、と思ったみたいです。

そんなアマノジャクなお父さんのおかげで、今があるのだなぁと感謝しています。

 

「元気な赤ちゃんを産んでね!」

上司、同僚、取引先の人、掃除のおばさん・・・

9ヶ月の終わり、産休に入る挨拶をすると、もう決まりきってこのセリフをかけられた。

7ヶ月で赤ちゃんの病気を告知されていたが、会社の人には一切話していなかったし、私も元気に出社していたから、まさかおなかの赤ちゃんが病気だなんて誰も思わなかっただろう。

それにしても、みんな判を押したようにこのセリフを言うのだ。

悪気はないのはわかってるし、私だって今まで同じようなことをハナムケに言っていたと思う。

でも、でも、やっぱり渦中の人間は複雑に受け取ってしまう。

笑顔で挨拶しながらも、その時は内心、かなりこたえた一言だった。

「私だって出来るものなら、元気に産んであげたいよぉぉぉ。」

 

でも、少したってから。

「そうだ、体は病気だったとしても、心が元気で強い子を産んであげよう!

周りが言う"元気な子"というのは、別に病気があるとかないとかじゃなく、"強い生命力を持つ子"ということなのかもな」

 

そう思うようになってからは、同じ言葉をかけられても素直に嬉しく受け止められるようになった。

そして毎日、毎日、そのことをおなかに話しかけていました。

・・・あなたは強い子。運が良い子。

・・・きっとどんなことも乗り越えられる!

・・・大丈夫だから何も心配しないで出ておいで。

いま思えば、あれが私の胎教だったなぁ。

そして、本当に親も真似できないくらい、我が子はタフで頑固に育っている(笑)

目の力と気持ちがとても強い子だ。

 

ちなみに、私が妊娠中にかけられて、ほっと嬉しかった言葉は

「お大事に」という言葉だったなぁ。

 

 

 

ちょっとご無沙汰してしまいました。

息子の治療で和歌山の病院へ1週間ほど入院してきました。

我が家は埼玉なのですが、息子はいくつかの遠方の病院にお世話になっています。

手術は岡山の病院、退院後、経過観察で通っている外来は神奈川の病院。

そして今回は不整脈の検査ということで和歌山の病院にお世話になりました。

はじめてこんなお話をすると「うわぁ、大変だねぇぇ」と皆さん言ってくださいますが、それぞれ素晴らしい病院や先生に診ていただけているので、その感謝の気持ちの方が大きく、納得して医療を受けています。

ニュースでは色々と問題が取りざたされていますが、やはり日本の医療制度や福祉制度は充実していて世界に誇れる点がたくさんあると思いますよ。

病院を自分で選択できること、これも当たり前のようですが、とても大切なことだと私は思います。

この点についてはまた機会があったら書かせていただくとして。

今回での和歌山での1週間の入院生活。

本来の目的の治療の効果もさることながら、息子の成長に大きく影響を与えてくれました。

息子は病院嫌いの検査嫌い。

だいたい心電図、レントゲン、エコーなどの検査が必要になるのですが、どの検査も暴れて号泣するので、数分で終わるところが何倍も時間がかかることがあります。

息子の力も強くなり落ち着かせるのも一苦労。

何より息子のストレスが伝わってくるので、付き添う私もヘトヘトに疲れます。

今回はじめて会った先生は、そんな様子を見て、私に一喝!

「お母さん、この子は騙し騙しやっても通用しない。きちんと自分の病気を受け止めさせて、納得するまで諭しなさい!」

はて、2歳の子にどうやって諭すのか。

今までも家で「ごっこ遊び」として検査のマネごとをしたり、関連の絵本を読んだりして、私なりに工夫してきたつもりでした。

でも確かにそれは「騙し騙し」の工夫だったのかも。

今回の入院では、検査の前に抱っこをしながら、病気のこと、検査や医療行為が必要で、大切なこと、先生も看護師さんも息子のために頑張ってくれていること、落ち着いてやれば痛みもなくすぐに終わること・・・

とくとくと話しました。

息子は聞いてるんだか聞いていないんだか。

うん、うんとは返事は返ってくるものの、表情はポカーンとしていてほとんど手応えなし。

やっぱり理解するのは無理だよね、と思っていたのですが。

ところがどっこい、効果があったのです。

なんと長時間のエコーも心電図も起きたまま泣かずにちゃんと出来ました。

好きなビデオやおもちゃの助けも大きいけど、ちゃんと落ち着いて自ら協力体制になったことがすごい。

その後も毎日の看護師さんの聴診や計測も泣かずに落ち着いて出来るようになりました。

諭すっていう意味がちょっとわかったような気がします。

まだ小さくても、会話は出来なくても。

こっちが真剣に語る姿勢が迫力となって伝わるものかなと。

また、病院側も、子どもに何か医療行為をするときに、子どもがスタンバイ状態になるまで、しっかり待ってくれる雰囲気が徹底されていました。

これもビビリの息子にはとても効果的で、心の準備ができてから、いろいろとはじめられるので、本人なりに受け入れられて、落ち着いて検査ができたようです。

それに入院していると同室のほかのお子さんの様子も垣間見れて、子どもなりに良い影響を与えあっているのかな、と思います。

入院生活も親子の学びの場です。

今回の入院も、とても良い経験をさせていただきました。

 

プロフィール

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  • モッチ
  • モッチです。東京で総合職OLとして勤務。2006年に男の子を出産し現在は休職中。営業マンの夫と2歳になる息子の三人家族。息子は先天性の心臓病(左心低形成症候群)を持って生まれてきました。これまで3回の手術をして命を繋ぎ、次は根治手術が待っていますが元気に毎日を過ごしています。子育ても楽しいけど仕事もしたい。病児を育てながらのワークスタイルを模索している今日この頃。
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