いよいよ、障害者自立支援法に代わる、障害者総合福祉法の議論が始まりました!今回は当事者も含めた話し合いとなるということで、期待が高まります。先の自立支援法は、知的障害者にまで、サービスの一部負担を求めるという内容が、非常に問題となり、憲法違反との集団訴訟が全国各地でおこったほどでした。なんと工賃を得るための作業所を使用するだけで、使用料を聴取され、月間5000円程度にしかならない工賃の大半が工賃を得るための作業所に行くだけで、無くなってしまうという、現場をまったく無視した、かつ、知的障害者の雇用の実態をまったく無視した内容となっていました。今回は、とりわけ、社会的には最も弱い存在である、知的障害者の立場をしっかりと考慮した法案作成をしてもらいたいと思います。
2010年2月アーカイブ
育成会からダウン症協会に依頼のあったダブリンの世界ダウン症会議の原稿、校了いたしました。世界の潮流たる、「インクルージョン」と知的障害のある子どもたち、人たちの可能性について、書くことができました。日本でインクルージョンが当たり前になるように、頑張っていきたいと思います。今後も、ダウン症協会にも多くの方が入会され、"Union is Power!"(新渡戸稲造)として、日本と世界に貢献できるようになっていけたらと思います。21世紀の社会デザインは、障害者の視点からこそ、真に多くの人を幸せにできると信じています。そのためにも、教育と福祉の行政レベルでの連携が何より急務です。子どもたちが、必要とする教育環境を親が自由に選択できる制度的保障が必要です。障害者差別禁止条例、法案の成立を強く望む次第です。
障害を持つ児童の通常学級への受け入れは、いまだ大きな壁があります。制度的な問題もありますが、何と言っても、現場の先生の理解が一番のポイントになります。「お子さんのため」という言葉が頻繁に使われ、また「責任がとれません。」を繰り返し言われ続けるうちに、多くの人が、子どもの学ぶ環境の選択を余儀なくされるケースが多く見られます。中には、学校のレベルが下がるとか、そもそも障害を持つ児童へのまったくの無理解からくるケースもよくあります。今は、学力の底上げが現場では叫ばれており、とりわけ知的な障害を持つ児童を受け入れることで、学力テストの平均点が下がることを本気で心配している場合もあるといいますから、呆れます。世界の潮流は、インクルージョン。これが日本のアタリマエになる日を少しでも早める必要が急務です。




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